Tree of Saviorにおけるダメージ追加系能力の簡易解説

アルデダガーとかカフリサンセットとかブレッシングとかエンチャントファイアとかで何が起こってるのか、誰が嬉しいのか、どんだけ強いのかあるいは弱いのか、みたいなことをちょっと書きます。身内向け。



「○属性攻撃力」と「○属性追加ダメージ」の違いについて

【○属性攻撃力】
英語表記は"x Property Attack"
アルデダガーについてるやつ。ブレッシングもこの類。
コンセントレートも(元ダメージが物理属性でない限り載らないという制限があるが)概ね同じ挙動。
通常攻撃・スキル攻撃問わずあらゆる攻撃に1hitあたり1発載る。属性追加ダメージにも載る。
ダメージポップアップは元の攻撃で与えたダメージ+属性攻撃力による追加ダメージの合計数値で表示される。

【○属性追加ダメージ】
英語表記は"x Property Additional Damage"
カフリサンのセット効果についてるやつ。
通常攻撃にのみ付与され、ダメージポップアップは元の通常攻撃のダメージとは分けられて別に出る。つまり行数が増える。

【両方つくやつ】
エンチャントファイアとかサクラメント



「○属性攻撃力について」

あらゆる攻撃に載るわけだからだいたい誰が持っても役に立つ。
中でも単位時間あたりのhit数が多い攻撃が出せる奴はシナジーが高い。
アルデダガーくらいあると無視できないダメージだが、エンチャントファイアやサクラメントの属性攻撃力は中盤以降の数値の伸びが悪いため相対的にだんだん空気になっていく。



「○属性追加ダメージについて」

言うて通常攻撃にしか載らない。
アーチャー系やソードマン系もランクが上がって攻撃スキルが増えるごとに通常攻撃を撃つ機会が減るのでどんどん価値が下がる。
これを中盤以降も活かせるのは一部のアーチャー(AAクォレル型。ニーリングショット+ランニングショット)や一部のソードマン(AAシノビ。サブウェポンキャンセル+分身の術)、一部のクレリック(AAチャプレイン。ラストライツ+アスパーゲルム)など特定の専用ビルドを行った場合に限られる。
一方で専用ビルドの者にとっては数値より存在自体が非常に大きな意味を持つ(後述)。
中盤以降もエンチャントファイアやサクラメントを1だけでも取ってあればこういう奇特なビルドの人には莫大な恩恵のあるバフとなる。



通常攻撃のダメージ計算例
属性追加ダメージと属性攻撃力とを併用して通常攻撃を行うことで非常に大きな効果を発揮することができる。
以下に計算例を示す。基礎ダメージは物理属性200ダメージとしてある。
実際には攻撃は敵の防御力や属性抵抗で各ファクタのダメージはそれぞれ減少するが、以下の計算では簡単のため無視する。

ex.1 通常攻撃
200(200通常)
合計200ダメージ

ex.2 アルデダガー炎属性攻撃力153)を持って通常攻撃
353(200+153
合計353ダメージ

ex.3 エンチャントファイアLv5(炎属性攻撃力15炎属性追加ダメージ15)かけて通常攻撃
215(200+15
3015+15
合計245ダメージ

ex.4 アルデダガーとエンチャントファイア併用
268(100+153+15
18315+153+15
合計466ダメージ

ex.5 さらにサクラメントLv5(聖属性攻撃力24聖属性追加ダメージ24
292(100+153+15+24
20715+153+15+24
21624+153+15+24
合計715ダメージ

こういった感じになる。

余談だがex.5を例にすると、通常攻撃が得たダメージ追加は515
同じ条件でスキルが得る追加ダメージは192153+15+24)となる。
ブレッシングやカフリサンなどファクタが増えるとこの差はさらに加速度的に開いていく。これがAA(通常攻撃)ビルドが成立する理由である。
また、上の計算式を見ればわかる通り、エンチャントファイアの数値(Lv1で7、Lv15で35)やサクラメントの数値(Lv1で12、Lv5で24)による差はそれほど大きいわけではない。
アルデダガーを筆頭に装備で得られる属性攻撃力が相対的に大きすぎるためである。
一方でAAビルドにとってはエンチャントファイアやサクラメントによって属性追加ダメージが発生していること自体に非常に大きな意味がある。
スキルポイントが足りない場合でも、これらのスキルを1だけでも取得しておけば一部のビルド(俺の目指すシノビとか!)に恩恵があるよという話。